10日のストックス欧州600指数は上昇。企業決算がアナリスト予想を上回ったことが好感された。トレーダーはトランプ米大統領が表明した鉄鋼・アルミニウムに対する関税計画も意識した。この日はエネルギー、テクノロジー株が買いを集めた。
ブルームバーグ・インテリジェンス(BI)がまとめたデータによれば、10-12月(第4四半期)決算発表シーズンもほぼ中盤に差し掛かり、これまでに決算を発表したMSCI欧州指数構成企業の増益率は0.5%、アナリスト予想では1.3%減が見込まれていた。
欧州債市場では英国債の利回り曲線が若干のブルスティープ化。トレーダーの間ではイングランド銀行(英中央銀行)による年内の利下げ観測が強まった。
短期金融市場は、先週の英中銀の利下げ以降で初めて、年末までにあと3回の0.25ポイント利下げを織り込んだ。
ドイツ債は小幅高。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は欧州議会で、インフレ率は年内に2%へと低下するだろうが、貿易摩擦によって見通しは一段と不確実になったと述べた。
2月10日の欧州マーケット概観(表はロンドン午後6時現在)
原題:European Stocks Extend Longest Weekly Win Streak Since March
Gilts Gain as Traders Add to BOE Cut Wagers: End-of-Day Curves
(抜粋)
これはブルームバーグ・オートメーションを利用して作成した記事です。
[元記事はこちら](https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2025-02-10/SRHBKAT0G1KW00)