2025年度のインド予算案のポイントは、歳入の伸びが鈍化している中で、インフラ投資と中間層の支援の両立が焦点となりました。今回の予算案では、中間層支援を重視しています。インフラ投資は長期的な成長に貢献しますが、減税は短期の景気回復に寄与する傾向があります。
インドの中間層は食品や飲料、化粧品などの日用消費財や住居に多くを支出しており、耐久財にはそれほど多く支出していません。所得減税による恩恵が日用消費財だけでなく、企業投資を促進し、耐久財セクターにも波及すると、インド経済は7%近い成長を達成する可能性があります。
また、この記事では、注目されているインドのセクターへの影響についてもまとめています。
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